皆さん、こんにちは。新潟県三条市を拠点に、外壁塗装や屋根塗装などを手掛けている株式会社健装です。
外壁を塗り替えるなら、できるだけチョーキングが発生せず、きれいな状態が長く続く塗料を選びたいと考える方も多いのではないでしょうか。
塗料について調べていると、「無機塗料ならチョーキングしない」「低汚染塗料なら白い粉が出ない」といった情報を見かけることもあります。
結論からお伝えすると、色を付ける顔料が含まれた外壁塗料で、将来にわたってチョーキングが絶対に起こらないと言い切れる塗料はほとんどありません。
ただし、紫外線に強く耐候性に優れた塗料を選び、適切な下地処理と施工を行うことで、チョーキングの発生を抑え、外壁を長持ちさせることは可能です。
この記事では、チョーキングしにくい塗料の特徴や塗料ごとの違い、三条市で外壁塗料を選ぶ際のポイントについて解説します。
【要点まとめ】
- チョーキングを完全に防ぐよりも発生を遅らせるという考え方が現実的
- チョーキングしにくさを判断するときは低汚染性ではなく耐候性を確認する
- 塗料の性能だけでなく外壁材との相性や下地処理も重要
■チョーキングが絶対に起こらない着色塗料はほとんどない

・着色塗料には色を作る顔料が含まれている
外壁用の着色塗料には、外壁の色を作る顔料と、顔料を外壁に密着させる樹脂などが含まれています。
塗膜が紫外線や雨風の影響を受け続けると、樹脂が少しずつ劣化します。その結果、塗膜の中にあった顔料が粉状になって表面へ現れるのがチョーキングです。
どれだけ耐久性の高い塗料でも、屋外で紫外線や雨風にさらされ続ける以上、永久に同じ状態を保つことはできません。
・重要なのはチョーキングの発生を遅らせること
外壁塗料を選ぶときは、「チョーキングが起こるか、起こらないか」という二択で考えるのではなく、どの程度長く塗膜の性能を維持できるかを確認することが大切です。
チョーキングしにくい塗料とは、紫外線などに対する耐候性が高く、塗膜の劣化が進みにくい塗料と考えると分かりやすいでしょう。
ただし、同じ種類の樹脂を使用した塗料でも、製品の設計や性能には違いがあります。塗料の分類だけで判断せず、使用する製品ごとの特徴を確認する必要があります。
■チョーキングしにくさは塗料の耐候性で確認する
・耐候性は紫外線や雨風への強さを示す
耐候性とは、紫外線や雨、温度変化などの屋外環境に対して、塗膜がどの程度性能を維持できるかを示す性質です。
耐候性が高い塗料ほど、光沢の低下や色あせ、チョーキングなどの劣化が進みにくい傾向があります。
塗料を比較するときは、カタログに記載された期待耐用年数だけでなく、耐候性試験の結果や適用できる外壁材、必要な下塗り材なども確認しましょう。
・樹脂の名前だけでは性能を判断できない
外壁塗料は、シリコン塗料やフッ素塗料、無機塗料など、使用されている樹脂や成分によって分類されます。
一般的には、耐候性の高い種類ほど塗膜の劣化を抑えやすくなります。しかし、「無機と書かれていれば必ず長持ちする」「フッ素ならどの製品でも同じ」というわけではありません。
製品によって成分や性能が異なるため、名前や価格だけでなく、住宅の外壁に適しているかまで確認することが重要です。
■シリコン・フッ素・無機塗料の違い

・費用と耐久性のバランスを取りやすいシリコン塗料
シリコン塗料は、戸建て住宅の外壁塗装で広く使用されている選択肢の一つです。
製品の種類が多く、予算や外壁の状態に合わせて選びやすい点が特徴です。ただし、同じシリコン塗料でも性能の幅があるため、シリコンという名称だけで耐久性を判断することはできません。
初期費用と将来の塗り替え時期のバランスを取りたい場合は、候補にしやすい塗料です。
・耐候性を重視しやすいフッ素塗料
フッ素塗料は、紫外線や雨風に対する耐候性を重視したい場合に検討される塗料です。
塗膜の劣化を抑えやすいため、チョーキングが発生するまでの期間を延ばせる可能性があります。一方で、一般的なシリコン塗料よりも材料費が高くなる傾向があります。
住宅に今後何年住む予定なのか、次回の塗り替えまでどの程度の期間を確保したいのかを考えて選びましょう。
・長期間の耐候性が期待される無機塗料
無機塗料は、鉱物などに由来する無機成分を配合した塗料です。紫外線の影響を受けにくい成分を含むため、耐候性を重視する場合の選択肢になります。
ただし、無機成分だけで塗膜を作るわけではなく、多くの製品には有機成分も含まれています。無機成分の配合や塗膜の柔軟性は製品によって異なります。
「無機塗料だからチョーキングしない」と判断せず、製品の性能や外壁材との相性を確認することが大切です。
■クリヤー塗料は白い粉が出にくいが使用条件がある
・顔料を含まないため一般的なチョーキングが目立ちにくい
クリヤー塗料は、色を付ける顔料を基本的に含まない透明な塗料です。
顔料が表面に出てくる一般的なチョーキングは起こりにくいものの、紫外線や雨風による塗膜の劣化そのものを完全に防げるわけではありません。
チョーキングが見えないからといって、塗膜が劣化していないとは限らない点に注意しましょう。
・すでに劣化した外壁には使用できない場合がある
クリヤー塗料は、サイディングの模様や色合いを残したい場合に使用されます。
一方で、すでにチョーキングや色あせ、ひび割れが進んでいる外壁では、きれいに仕上がらないことがあります。透明なため、既存外壁の傷みや補修跡を隠すこともできません。
クリヤー塗装を希望する場合は、外壁の状態が良いうちに適用できるか確認する必要があります。
「どの塗料が自宅に合うのか分からない」という段階でも構いません。外壁材と現在の状態を確認したうえで選びましょう。
■低汚染塗料とチョーキングしにくい塗料は同じではない
・低汚染性は外壁の汚れにくさを示す性能
低汚染塗料は、ほこりや排気ガスなどの汚れが外壁に付着しにくく、付着した汚れを雨水で流れやすくする機能を持った塗料です。
雨筋汚れや外壁の黒ずみを抑え、塗装後の美観を保ちやすくすることが主な目的です。
・低汚染性だけではチョーキングの抑制を判断できない
チョーキングは、塗膜を形成する樹脂が紫外線などによって劣化し、顔料が表面へ現れる現象です。
一方、低汚染性は塗膜表面への汚れの付着を抑える性能です。関係する部分はありますが、同じ性能ではありません。
チョーキングの発生を抑えたい場合は、「低汚染」という表示だけで選ばず、耐候性や使用されている樹脂、製品ごとの試験結果を確認しましょう。
■三条市では雪や雨も考えて外壁塗料を選ぶ

・紫外線だけでなく水分の影響も確認する
三条市周辺の住宅では、夏の日差しに加えて、雨や冬の雪による水分の影響も考える必要があります。
積もった雪が外壁の下部に長時間接している場合や、雨水が流れにくい部分がある場合は、外壁材や塗膜に負担がかかることがあります。
耐候性だけでなく、防水性や外壁材との相性、建物の立地条件まで含めて塗料を選ぶことが重要です。
・建物の方角によって劣化状況は異なる
日当たりのよい南側や西側では、紫外線による色あせやチョーキングが進みやすいことがあります。
一方、日陰になりやすい北側では、湿気によるコケや藻、汚れが目立つ場合があります。
住宅全体を同じ状態だと考えず、方角ごとの劣化症状を確認したうえで、必要な性能を整理しましょう。
・外壁材と既存塗膜に合った塗料を選ぶ
窯業系サイディング、モルタル、金属系サイディングなど、外壁材によって適した塗料や下塗り材は異なります。
また、過去に使用された塗料と新しく使用する塗料の組み合わせによっては、密着不良などが起こる可能性があります。
三条市の気候だけで塗料を決めるのではなく、外壁材、既存塗膜、劣化状況、予算、今後の居住期間を踏まえて選びましょう。
■塗料の性能を引き出すには下地処理と施工品質が重要

・チョーキングの粉を残したまま塗装しない
耐候性の高い塗料を使用しても、外壁にチョーキングの粉や汚れが残ったままでは、新しい塗膜が十分に密着しません。
塗装前に外壁の状態を確認し、洗浄や補修によって塗料を塗れる状態に整える必要があります。
洗浄後は十分に乾燥させ、外壁材と既存塗膜に合った下塗り材を使用します。
・塗布量と乾燥時間を守る
塗料には、メーカーが定めた塗布量や希釈率、乾燥時間があります。
必要な量よりも薄く塗った場合や、十分に乾燥する前に次の工程へ進んだ場合は、本来想定された耐候性を発揮できない可能性があります。
塗料の商品名だけでなく、決められた施工方法が守られているかも、外壁塗装を長持ちさせるための重要なポイントです。
まとめ
将来にわたってチョーキングが絶対に発生しない着色塗料は、ほとんどありません。
一方で、耐候性に優れた塗料を選び、外壁材に合った下地処理と適切な施工を行うことで、チョーキングの発生を抑えることは可能です。
シリコン、フッ素、無機といった分類だけで判断せず、製品ごとの性能や外壁との相性、予算とのバランスを確認しましょう。
株式会社健装では、三条市を中心に、建物の状態や外壁材に合わせた塗料をご提案しています。特定の塗料を決めていない方も、外壁にどのような性能が必要なのかを整理するところからご相談いただけます。
塗料の違いを聞いてから検討したいという方も、お気軽にお問い合わせください。

