工場・倉庫屋根塗装のメンテナンスはなぜ必要なのか?

こんにちは。

株式会社 健装です。


工場・倉庫などの大規模施設の屋根塗装についてのお話です。


工場や倉庫などの屋根は、紫外線や風雨の影響が建物内に侵入しない為に外的要因から守るようにするという重要な役割を持っています。

工場や倉庫の施設には、大切な機械や設備があり、設備も可動している為、雨漏れなど劣化症状によっての侵入を防ぐ為にも、屋根は大切な役割となります。

屋根は外壁や内装に比べて目につきにくい為、劣化の症状を見つけることが難しいのです。

時間の経過により塗膜が劣化することは避けられません。どのような建物であっても、そこに存在するだけで徐々に劣化が進行します。

メンテナンスを怠ると経年劣化により保護機能が失われ、建物の躯体にダメージを与えてしまうことに繋がります。

適切なタイミングでの塗替えは建物の資産価値を維持し、より長く工場や倉庫の稼働を可能にさせることができます。

定期的な点検やメンテナンスをすることをおすすめします。


屋根塗装の必要性や、塗替のメンテナンスのタイミングなどについて確認をしていきましょう。

■屋根塗装の必要性とは


屋根の塗装はなぜ必要なのでしょうか?

屋根の塗替えというと、屋根を綺麗に見せるという、美観性を上げるという役割をおもいつくと思います。

しかし一番重要な役割は、屋根が劣化しないように保護をするという事です。

屋根の塗装は7年から15年程度で保護機能が落ちてきてしまいます。

それは、紫外線や熱、冬場は雪など、様々な外的要因によって劣化が生じてきてしまうからです。

屋根の保護機能が失われると、劣化症状が急速に進み、建物内へ雨漏れなどの影響が出てしまいます。

最悪な場合は、多大な費用もかかってしまう事にもなりかねません。

そういった被害を防ぐ為にも、保護機能が失われる前に、再び塗装をして保護機能を復元させるという必要性があります。


工場、倉庫の屋根塗装のメンテナンス


屋根塗装メンテナンスとは・・・

名称から分かるように、屋根表面に施工されている塗装の劣化にあわせて、もう一度塗料を塗りなおすというメンテンスです。


屋根塗装の耐用年数が超えている場合は、特に不具合が見当たらなくても

点検やメンテナンスが必要となります。

耐用年数が超えていなくても、塗料の汚れや傷みが目立つ場合は早めの塗替えをおすすめします。


定期的な塗替えをすることによって屋根の保護機能を保つことができるので、劣化症状の防止につながります。


・屋根のメンテナンスサイクル

屋根のメンテナンスサイクルは、塗装してある下地材料、塗料のグレードによって異なります。

そして、一般住宅よりも日差しが強い工場は、倉庫はさらに耐用年数が短めとなることもあります。

最も一般的な塗料となっているのは、シリコン塗料です。

このシリコン塗料を使用していれば、10年程度に一度の頻度で再塗装することが必要となります。

最近では、遮熱や断熱、セルフクリーニング機能を持たせたような機能性の高い塗料があります。

こういった高機能な塗料の中には、耐用年数が15年以上のものもありますが、どちらにせよ、既存塗料の耐用年数を参考に塗替えを行いましょう。


・鉄部のメンテナンスサイクル

鉄部のメンテナンスサイクルは、屋根の素材によっても大きく変わります。

鉄部は、一番最初に錆が発生します。

メンテナンスの周期は5年~7年で行うことが望ましいと言われています。

錆を放置すると、時間とともに浸食してしまいます。

一度錆びた鉄部を削り落とすことはできますが、素材そのものを元に戻すことはできません。躯体自体に大きなダメージを与える前に塗替えを行い保護機能を回復させることが必要となります。



https://kenso-inc.jp/showcase/office/28137


・建物の劣化サイン

塗膜の劣化
破損
ひび割れ
雨漏れ
苔や藻の繁殖
錆の発生
錆による穴あき



■工場、屋根の屋根塗装の費用はどれくらい?


工場、屋根の屋根塗装も一般家庭の塗替え工事と同じで、費用は劣化症状や、屋根の状態、使用する塗料によって費用は異なります。


屋根の面積や、塗料の種類によっての幅もあります。


一般家庭との違いは、トタン屋根など鉄製の屋根がつかわれていることや、工場は日当たりが良い立地が多く、遮熱塗料を検討される事もあります。



屋根塗装をする場合の塗料は、大きく分けて4種類となります。

・ウレタン塗料 


ウレタン塗料はウレタン樹脂を主成分としており、柔軟性と密度が高い塗料 です。艶ありのタイプのウレタン塗料は高級感があり、美しい仕上りになります。

耐用年数は7~12年ほどとなります。


・シリコン塗料 


シリコン塗料はシリコン系樹脂が主成分で、撥水性と防汚性が高い塗料です。

ウレタン塗料の仕上りよりも美しいです。

耐用年数は7~12年ほどで、コストパフォーマンスが高く、主流の塗料として、知られています。 

 


・フッ素塗料  


フッ素塗料は、フッ素樹脂を主成分としており、防汚性、耐久性が高い塗料です。

塗膜は汚れがつきにくく、カビや藻を防ぐ効果が高いです。

耐用年数は、10~15年ほどで、ウレタン塗料やシリコン塗料よりも長持ちする塗料となります。

 

・遮熱塗料    


遮熱塗料は、太陽光を効率的に反射する成分が含まれており、屋根自体と室内の温度の上昇を抑えることができます。

空調の負担の軽減も期待できます。


遮熱塗料はシリコン塗料やフッ素塗料などのグレードとは違い、屋根を守る機能の1つとなっています。

この為、耐用年数は、ウレタン塗料、シリコン塗料、フッ素塗料のグレードによります。





■まとめ


今回は、工場や倉庫の屋根塗装について、定期的なメンテナンスの必要性についてお話しました。どのような建物であっても、そこに存在するだけで徐々に劣化が進行します。適切なタイミングでのメンテナンスをしていくことで、工場、倉庫の建物の価値を維持し、内部の大切な機械や設備を守ります。

しかし、屋根は高所の為屋根の状態を確認することは難しいです。

適切なメンテナンスを行う為にも、劣化症状の確認は、高い所の為とても危険ですので、専門業者に依頼する事をおすすめします。定期的に専門業者に点検を依頼して、雨漏れや劣化症状を防ぎましょう。


---------------------------------------------------------------------




株式会社 健装


0256-47-1681